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2007.08/25 [Sat]
「天空の蜂」東野圭吾
奪取された超大型ヘリコプターには爆薬が満載されていた。
無人操縦でホバリングしているのは、稼働中の原子力発電所の真上。
日本国民すべてを人質にしたテロリストの脅迫に対し、
政府が下した非情の決断とは。そしてヘリの燃料が尽きるとき‥。
(表紙カバー・内容紹介文より)
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東野圭吾氏のサスペンスで、かなり前に買った本なんですが、
しばらく「積ん読」にしておりました。
物語序盤に出てくるヘリコプターのメカニカルな描写に
ちょっととっつき難かったからと言うか‥。
今回改めてその辺を突破すると、ドキドキハラハラの連続でした。
天空の蜂と名乗るこの犯人の要求は
「原発をすべて止めろ。さもなくばヘリを原発の上に墜落させる」
というもの。
電力需要が逼迫する夏の盛りに、止められていく原発。
大停電という事態を避けるために、止められていく冷房。
奔走する汗だくの人々。
今の時期この本を読んだのは、たまたまなんですが、
なんとタイムリーなんでしょう!?
気づくと私まで汗だく
になりながら読んでおりました。でも、子供の救出シーンや犯人側と関係者側の息詰まる攻防で、
ハラハラさせられるばかりで無く、
物語の終盤で明かされる犯人の真の動機には、
深く考えさせらるものがありました。
人は便利な生活を享受するために、何を犠牲にしてきたのか──。
犯人の言葉を借りると、
「一度は蜂に刺されたほうがいい」のだそうです。
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